セルローズファイバーは沈下する(経年で断熱材が下がり隙間ができる)って聞いたけど…
確かに施工状態が悪い場合、沈下することがありますので、施工業者の選定は慎重にしなければなりません。しかしエコネクストネットでは、20年に渡る経験の中、セルローズファイバー断熱・ダンパックを丁寧に施工することで沈下をなくし、さらには新工法「チャフパック工法」の開発によって施工時間を短縮し、施工精度を上げ、施工環境を改善することに成功しました。当社では沈下による問題は起こっておりません。
燃えないようにするのに、なにか危ない薬品を使っているのでは?
チャフパック及びダンパックの不燃処理には、ホウ酸・ホウ砂を使用しています。一般的に知られている通り、これらの薬剤は水に溶かして眼洗浄に使用されています。近年は使われることが少なくなっていますが、安全性に問題があるからではなく、眼洗浄そのもので角膜を傷つけるおそれがあるためです。確かに大量の摂取はよくありませんが、たとえば断熱材をバケツ一杯食べたりすることは不可能です。
しかもセルローズファイバー断熱材は、壁の中や天井裏に使用するものですので、吸い込んだり触れたりするおそれもまずありません。以上のような理由から、安全性に厳しいと言われる欧米でも、高いシェアを占めているのです。
撥水処理してあることは吸放湿の妨げにならないの?
”水”と”水蒸気”の性質は全く違うので妨げになりません。水蒸気は気体ですから、撥水材の分子レベルのごく細かな隙間から繊維内に入って吸着されるのです。
新聞紙のインクは有害じゃないの?
チャフパック・ダンパックは日本国内の新聞古紙を使用しています。国内の新聞印刷は、10年ほど前より溶剤系インクから大豆油インクや、エコマーク認定インクへと切り替わってきているため、人体への影響は考えにくいのです。
吹き込み施工に水を使って悪影響はないの?
チャフパック工法で使用した水は、外壁側の通気層から放湿され、季節や天候により変化しますがおおむね2〜3週間で乾燥します。もっとも厳しい条件である真冬の北海道では乾きにくい例もありますが、気温が上がるにつれ乾燥しますので、建物への影響はありません。 また、木材が濡れると悪影響があると心配される声もあるようですが、本来木材の乾燥とは樹液を水と置き換えることを意味します。水は一時的にしみ込んでもすぐ乾きますので、反りや割れなどの問題は生じません。建築途中の雨で木材が濡れても問題ないことと同じです。
セルローズファイバーが湿気を吸ったら、カビの心配は?
チャフパック・ダンパックにはホウ素系難燃材が配合されておりますが、これはカビの予防にも効果があります。さらにチャフパックにはホタテ貝殻セラミックスを配合し、有害な菌類の抑制や、臭いや化学物質を分解する触媒機能をもたせております。
接着剤って、有害なイメージがあるけれど…。
チャフパックに使用している接着剤は、食品添加物としても認められアイスクリームの増粘剤などに使用されている成分です。元来は植物の組織同士を結びつける物質ですので、木材由来のチャフパックは木の組成に近いともいえるのです。