チャフパック工法、他との違い

セルローズファイバー断熱特許工法「チャフパック工法」

チャフパック工法、他との違い

 特許工法チャフパック工法は、独自技術でセルローズファイバー断熱の弱点を克服しています。 チャフパック工法は天然に存在するものと同じ成分の接着剤を使い、繊維同士をスポンジ状に軽く固定します。吹き込みの際に接着剤を直接混入していた従来の湿式工法と異なり、水を噴霧しながらの施工となります。

繊維同士が固定されているので沈下を防ぐ

 チャフパック工法ではセルロース繊維同士を木材にもともと含まれる天然成分と同様の接着剤により固定します。壁の中でスポンジ状に軽く固まることで沈下を防ぎます。実際に製品発売初期に施工した建物のリフォームでボードをはがしましたが、沈下は認められませんでした。

乾式工法よりもボードを貼るのが容易です

 チャフパック工法では密度約50kg/立方メートルで施工いたします。乾式工法では吹き込んだセルローズファイバーの反発力が強くボードが貼りにくくなります(そうでなければ密度不足が考えられます)が、水を使うチャフパック工法は、吹き込みによって膨らんだネット面をならす行程が可能ですので、石膏ボード貼りに影響を与えにくいのです。

施工には水を使うので接着剤を使用する工法よりも楽

 吹き込み時に液体の接着剤を混入させる湿式工法と違って、水を噴霧しながら吹き込みます。このため施工機械もシンプルで済み、設置や後片付けも簡単です。

専用ネットは目が細かく、水を使用するので施工中のホコリが少ない

 乾式工法や従来の湿式工法に比べ、施工中のホコリが少なくなっています。

さらに完成後はスポンジ状に固まっているのでホコリが出にくい

 建物完成後に天井・壁の隙間からホコリが出るのでは、とご心配の声がありましたが、チャフパック工法では断熱材の繊維同士が軽く固定されホコリを防止します。

材料の無駄が少なくすみます

 チャフパック工法では施工時に発生するゴミを、材料使用量の1%以下に抑えることができます。

なぜ沈下はおこる?どうやって防止するの?

 沈下の原因として振動が考えられます。地震や何らかの振動が加わるとセルロース繊維が動いて圧縮されるというものです。チャフパック工法では均一に繊維同士が結びつき、振動などで繊維が動くのを防いでいます。

 セルローズファイバーには吸放湿性という重要な機能があります。しかし湿気を吸って重くなるなどで、内部の空気が時間とともに少しずつ抜けてしまい沈下が起きます。 チャフパック工法は施工時に水を噴霧する工法です。このため最も沈下しやすい状態というのは施工しているその時ですので、施工時にチェックすることでその後は時間の経過とともに硬化していき、沈下に対抗する性能がどんどんアップしてゆくのです。